こんにちは、2020年春に、2年生になった娘を持つアラフォーママKotonoです。
長女Rinは1年生の時には、登校の付き添いや授業中の逃げだしなどあって、「小1プロブレム」だと思っていました。
まさかわが子が「発達障害」だなんて、思うはずもなく月日は流れていきます。
Rinは1年生の10月まで、授業中の逃げだしがあっていましたが、その後は逃げ出すことなく授業を教室で受けることができていました。
そんなRinが1年後の2020年9月に、また授業中の逃げ出しが再開したのです。命の危険が伴う2ヶ月間に渡る逃走劇のお話したいと思います。
まずは、なぜ授業中の逃げ出しが再開したのかみていきましょう。
授業中の逃げだしが再開したキッカケは?
2年生に上がって1学期はほとんどコロナ禍で学校に通うことも少なかったです。
夏休みが終わって2学期が始まりました。この頃Rinは登校の付き添いも必要なくなって、とても順調に学校生活を過ごしていました。
といっても朝から準備が遅くなり、登校時間を大幅に過ぎて、1時間目の途中での到着が続いていました。
忘れ物をした日などは気分が上がらず、
- 机の下に潜って授業を聞いていたり
- 椅子に体育座りをしたり
- 一人机を廊下に出してもらったり
して過ごしていました。そんなある日(9月の中旬)Rinは下校途中に猫に足を噛まれてしまいます(;’∀’)
お友達と一緒に家に帰ってきたRin。お友達が「Rinちゃん、猫に噛まれました」と伝えてきます。
猫に噛まれた?なんで?
急に前から私の足首の方に来たと思ったら、ガブって噛まれたの!
色々と聞きました、後日分かったこともありました。話をまとめると・・・。
- 近所のおばちゃんが家の中と外で、猫を10匹くらい飼っている
- Rinは猫が大好きで友達と見に行き、おばちゃんと色々と話をした
- するとおばちゃんが見かけたトラ猫にあげなさいとキャットフードをくれた
- キャットフードを持って帰っていると、おばちゃん家の黒猫がついてきた
- Rinはお腹すいてるのかな?と持っていたキャットフードをあげた
- 黒猫はまだ食べたりなかったらしく、
Rinの足元に近寄って『まだ餌をくれ』と言わんばかりにガブっと噛んだ
ということなんです。
猫に噛まれて熱が出ないか?腫れてはいないか?確認しながら様子をみていました。何事もなく3日程でケガもよくなりました。
しかし、猫に噛まれた翌日からRinは一人で学校に行くことが怖くなってしまったのです。
せっかく2年生の6月から一人で登校できるようになっていたのに、登校の付き添いも再開してしまいます。
猫のおばさん、本当に『いい加減にしてくれ!』と思ったのは言うまでもありません。なぜキャットフードを渡したのか?文句を言いに行きたかったのですが、熱も出ずケガも治ったので堪えることにしました。
その日からRinは、授業中に猫に噛まれたときの事や、痛かった事、びっくりした事などをリアルに思い出して怖がり、落ち着いて授業が受けられない状態に陥りました。
これ、フラッシュバックと言うらしいです。Rinの中ではあたかも今現実に起こっている出来事のように感じられてしまうそうなのです。
このようにして、平常心が保てなくなったRinは「ママに会いたい!!」と授業を飛び出すことになるのです。
次は、どのように授業を逃げ出し、先生方と逃走劇を繰り広げたのかお伝えします。
授業を逃げ出し先生方と逃走劇を繰り広げる
エピソード1
Rinは担任の先生が研修などで居ないとき、環境が変わるので慣れません。座っていても足が動いたり、手をモゾモゾしていたりソワソワが増します。
2時間目は、自習をするように別の先生が指示をして教室を出ると、防災ずきんを頭にかぶり、授業の半分は廊下に出てしゃがみ込んでいます。
チャイムが鳴ると上履きのまま、中庭⇒ 校庭⇒ 門を自分で開けて外(道路)に出ます。教頭先生が気付いて、走って追いかけて、200mほどいったところで追いつき確保。一緒に歩いて戻ってきました。
3時間目は教室にもどる気持ちになれず、保健室で過ごします。4時間目に担任の先生が保険室に迎えに行くと教室に戻ってくることができました。4時間目は大好きな図工だったので黙々と取り組むことができたそうです。
朝から嫌なことがあったわけでもなく、自習をしたくないわけでもない、なぜだか分からない。ママに会いたくなった
と伝えたようです。しかしよく考えたら、その日水筒の中栓をつけ忘れてしまい、中身が漏れてしまったんです。
恐らくはそのことがキッカケとなり、気分が上がらず、引きずってしまったのでしょう。そんな些細なことで授業を逃げ出すことになってしまうとは。トホホ・・・です。
エピソード2
いつもよりも早く登校できた日は、朝は元気に過ごすことができているようです。
しかし連休明けは、なかなか落ち着いて過ごすことが難しく、4時間目は国語の授業で、机の下に居て、途中から廊下で過ごします。
「机の下でしっかりと授業の内容は聞いているようです」と先生はおっしゃいます。
終わりごろ、廊下を走っていく姿を見かけて先生は追いかけます。3クラス先まで逃げ、捕まえることができたので教室にもどります。
給食の食べ始めは床の上に座って食べていたRin。途中から先生が声を掛けると椅子に座って食べることができたそうです。
この日は1日中ソワソワして「ママに会いたい」という気持ちがいっぱいになったようですと教えてくださいました。
エピソード3
連休明けの月曜日。土日に夫から怒られていたり、朝から私に小言を言われ、嫌な気持ちを抱えたまま登校しました。
2時間目、先生の目を盗み教室を逃げ出します。上履きのまま中庭を通り、校庭を走り抜け、門を自分で開けて(カギは掛かっていません)、ついには外に出ます。
この日は担任の先生、生徒たちの「Rinちゃんがいなくなった!」という声で気付き、すぐに追いかけましたがなかなか追いつきません。
Rinは全速力で走ります。交差点もわき目もふらず直進!追いかける先生方は、普段の何倍もの速さで走るRinにまるで追いつきません。
裏通りの交差点ではあるけれども、左右を見ず、一心不乱に走り去るRinをそばで見ていた先生は「事故に遭うのではないかと、とても恐ろしかった」とおっしゃいました。
一人の先生はジャージでスタンバってくださり、自転車で追いかけます。それでもなかなか追いつかず、やっと別の先生が取り押さえた時には、1㎞くらい逃走していました。
捕まっても正気を失っているRin、大声で叫び、手足をバタバタさせて抵抗します。先生の胸の辺りにRinの足が当たってYシャツには足型が残っていました。(先生、大変申し訳ありませんm(__)m)
先生方も必死です。Rinを逃がしてしまえば命の危険があります。2時間ほどかけてようやく学校に戻ってもRinは保健室にもいかない、教室にもいきません。そこで私は呼び出されます。
私の顔を見ると走って飛びついてきます。笑顔に戻りいつものRinです。しかし逃走中のRinは目つきも違っていて、正気を失っているそうです。
家に連れて帰ると何事もなかったかのように、普段通りのRinなのです。事故に遭わなくて本当に良かったと胸を撫でおろしました。
このようにRinは2か月間、先生方と逃走劇を繰り広げました。1週間に2回は逃走していたのではないでしょうか、ご迷惑をお掛けしました。
次は、ADHD・ASDと診断される直前の長女Rinの行動とは!?をまとめます。
まとめ
ADHD・ASDと診断される直前の長女Rinの行動とは!?をまとめます。
Rinはのら猫に足首を噛まれたことがキッカケとなり、登校の付き添いと、授業中の逃げ出しが再開してしまいました(;’∀’)
先生方との逃走劇を繰り広げ、ここには書き切れないほどのたくさんのエピソードがあります。本当に些細なことがキッカケとなり、教室を逃げ出します。
ひどい時には、自宅まで全速力で帰ってきたことも過去に2回あります。幸い事故には1度も遭っていません。
登校の付き添いは、逃げ出しが落ち着くころには、一人で行けるようになりました。1度行けるようになっていたので、次は案外すぐに付き添いがなくなってホッとしました。
実は、Rinは 2020年2月 から発達障害の専門病院に通院していました。ADHDとASDの疑いはあったのですが、診断はされていませんでした。
お困りごとがそこまでひどくない場合は、積極的に診断はしないとのことでした。通院しだして8か月後に、命の危険が伴うとのことで診断が下されたのです。
専門病院に通うことになった経緯など、詳しくは電子書籍「うちの娘、発達障害?ADHD・ASDの子と生きる①」をご覧いただけると嬉しいです。
最後まで、お読みくださいましてありがとうございますm(__)m
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