2019年(今年)春に、新一年生になった娘を持つアラフォーママKotonoです。
4月から小学校生活を順調に送ってた長女Rinですが、6月から急に、
- 一人で登校出来ない
- 授業を抜け出す
- 育成クラブを抜け出す
など問題が起りました。いわゆる小1プロブレムの始まりです。
なぜこんな行動をとっているのか、長女Rinはどうしたのか?対処を間違えると”不登校になる”と本当に心配でとても悩みました。
同じ悩みを持つあなたの心が、少しでも楽になればいいなぁという想いで、日記を基に我が家の場合の、
をシリーズでお伝えします。
では、具体的にRinの小1プロブレムを乗り越えるための、学校以外でも出来る12個の対策をご紹介します。
小1プロブレムを乗り越えるための、学校以外でも出来る12個の対策をご紹介
ではさっそく私たち家族がRinにやってみた12個の対策をご紹介します。
小1プロブレム対策1 共感する
毎日Rinが小学校から帰ったら、
- 学校で頑張った事
- お友達のこと
- 楽しかったこと
- 嫌だったこと
をこちらから尋ねます。そして、
- 目を見て
- 共感して
- 認めて
- 褒めて
- 頭を撫でる
- 抱きしめる
などスキンシップを増やしました。
今までは、時間割と宿題をさせることに集中していました。しかしとても時間がかかるので私がイライラしてしまったり(;’∀’)
それよりも授業中にやってきたプリントを一緒にみて、頑張ったねと認めて褒めてあげるとRinも喜び笑顔が格段に増えました。
小1プロブレム対策2 デート
1週間に1回はRinと2人だけの時間を作るため、水曜日の夕方16時40分~17時40分までの1時間はデートをすることに決めました。
ファミレスに行ったり、コンビニでRinの好きなものを買って、笑顔を意識して色んな話をしました。
好きなものをママと2人で食べられる~「わたしだけを見てくれている感」が良かったのだろうと思います。
たくさん学校での話を聞かせてくれます。私はスマホを机に出さずにRinに集中します。今までちゃんと向き合っていなかったなと反省しました(;∀;)
小1プロブレム対策3 友人へ現状を話す
- どこへ相談したらいいのか
- Rinの様なお友達を知らないか
- その子はその後どうなったのか?
藁にもすがる想いでアドバイスをいただきました。
中でも、アドラー心理学の不登校に強い先生を教えてもらえた事はとっても良かったです。
小1プロブレム対策4 保育園の先生に話を聞いた
保育園時代には、問題行動での呼び出しなど1度もなかったので、保育園の担任の先生から話を聞きました。
するとやはりお友達と揉めることで、Rinが泣き出すことがあったそうです。その時は先生がRinへ共感の言葉を伝えるとスーッと落ちついたそうです。
園の先生
⇒この言葉が必要とのことでした。何気ない一言だけど確かに落ち着きます。
園の先生
Rinは「これやりたい!」と思って、出来なかった時の『気持ちの切り替えが遅かった』との事でした。
小1プロブレム対策5 担任の先生と相談する
対策4を踏まえて、小学校の担任の先生と密に連絡を取り、Rinへの対応を一緒に考えました。
うわ~っと泣き出したり、逃げ出したりしそうになった時、何がしたかったのかRinに聞いて、それをオウム返しで返して、”共感”してもらっていいですか?
先生は「あ~そうなんですね、オウム返しで共感ですね!やってみます」と言ってくださいました。
やりたいことが出来なかった時の切り替えも遅い様です。家ではあんまり、気付いてませんでした・・・。と担任の先生にもお伝えしました。
保育園の先生と小学校の先生では対応が違っていて、少し冷たく感じる部分もあったようです。
Rinが絵を描いて先生に渡すと、
「先生はいらないよ~」と言われたり、話をしても「そうなんだぁ~」で終わるらしく、Rinには違和感があったのだろうと思います。
でも担任の先生が共感の言葉を伝えてくれるようになると、少しづつ心を開くようになっていきました。
小1プロブレム対策6 学校を飛び出すと危険と教える
夜になって真っ暗な中、どっちに帰ったら良いのかも分からなくて怖いよ。
誰か変な人に抱きかかえられて、車に乗せられて連れ去られるかもしれないんだよ。
だから、学校からは逃げ出さない、門からは絶対に出ないで!教室から外に出たいときは出てもいい、門から外はダメだよ。
と約束してくれましたが、パニックになるとすべてを忘れて逃げ出してしまうのでした。
小1プロブレム対策7 お迎え時間を伝える
改めて1日の学校のスケジュールをRinへ説明しました。帰宅後に時間割を一緒にやっていたので、理解していると思っていました。何時に迎えに来るよと伝えて居なかったので、
と伝えました。
と確認してくれるようになりました(^^♪
小1プロブレム対策8 学校は勉強するところ
小学校と保育園の違いを説明していなかったなと感じたので。Rinに保育園は遊ぶ時間がたくさんあるところ、小学校は勉強をしに行くところ。
だから休み時間が短くて、勉強の時間が長いんだよ。Rinが教室を抜け出して授業を聞かないと、今度は勉強が分からなくて学校が楽しくなくなるよ。
Rinが教室から抜け出すと他のお友達も勉強出来なくなるんだよ。担任の先生がRinを探しにくるでしょう?
その間お友達は授業が止まるんだよ。ママは教室で机に座って授業聞いてほしいなぁ(^^)
小1プロブレム対策9 専門家のアドバイス
友人に教えてもらった、アドラー心理学のカウンセリングを夫と二人で受けに行きました。家庭でのRinへの関わり方、声の掛け方など詳しく教えていただきました!
このカウンセリングを受けて、Rinは1週間もせずに劇的に良いほうへ変わるのです!!
小1プロブレム対策10 達成出来たらお小遣い
ある日曜日Rinが自ら私と夫をマッサージしてくれました。10分間づつくらいでしたが気持ちよくて頑張ってくれたなと感じたので、お小遣いとしてパパとママから100円づつ渡しました。
Rinは、めちゃくちゃ喜んで、目をキラキラ輝かせていました。その時ふと思いついたのです。
- 小学校で逃げ出さずに、机に座ってちゃんと授業を受けられたら10円
- 給食を全部食べられたら10円
- 宿題をきちんとできたら10円
をあげるよ~(^^♪そして1週間、学校と育成クラブで逃げ出さずににちゃんと過ごせたら、スペシャルで100円だよ~!とRinへ話してみました。すると俄然やる気になりました。
パニックになると忘れちゃうから無理かも
と思いましたが、
- カウンセリング後は調子が良くなっていた
- 算数の勉強にもなる
- 何か買う時に、このお小遣いの中から支払いするといい
と考え始めてみました。効果は抜群でしたよ。
小1プロブレム対策11 本を読んだ
夫が買った本を、薦めてくれたので、私も読みました。
「娘が学校にいきません 親子で迷った198日間」
これを読んで、Rinが一番きついこと、親が焦ってはいけないこと、専門家のアドバイスが必要な事が改めて分かりました。
小1プロブレム対策12 育成クラブの先生と話し合い
育成クラブの支援員の先生から、
「夏休みはお預かりする時間が長くなるので、Rinさんの事を少しでも知りたいと思います。
Rinさんのことをたくさん教えてください。Rinさんはお留守番で、ご主人も一緒に話し合いに参加できますでしょうか」
との事でした。話し合って、それでも改善されなかったら、
- 育成クラブに預けられなくなる?
- 仕事は?辞める?
- 生活は大丈夫かしら・・・
色んな想いを巡らせ、夫へ尋ねました。
今はRinに向き合うことが今は必要だよね。もし預かれないって言われた時は、仕事を辞めても大丈夫かな?
と言ってくれ、私はホッと安心したのを覚えています。
夕方18時から1時間程話し合いをしました。支援員の上司の方は、元教師とのことで、Rinの様な事例をたくさんご存じでした。私たち二人の話を聞いてアドバイスしていただいたのは、
- ご両親は自分が悪いのだと責めないこと、他の子は授業受けているのになぜうちの子だけ?と思わないこと。
- 教頭先生からRinちゃんは、とても利発で賢いですね。理詰めで1日のスケジュールを説明すること。
- 今日は何時にはお迎えに行くからねと、必ず伝えるようにすること。
- Rinの事が心配で「教育相談室」や「スクールカウンセラー」に申し込みしたけど2か月先と伝えると”学校教育コンシェルジュ”とういうのがある、と教えていただきました。
- Rinちゃんの性格や様子をたくさんお聞き出来たので、こちらでも逃げ出さない様に対策を考えていきますとおっしゃってくれた。
小学校の先生は、手紙も貰ってくれない、あした図書室でうさぎを一緒に作ろうねと約束したのに先生来なかった~
と残念そうにしていましたと育成の支援員の先生へ伝えていました。
育成クラブで考えていただけたのでしょう。話し合いの後からは、Rinのお手紙を貰ってくださり、お約束したことも、ちゃんとやっていただけるようになりました。
学校でやってくれないことを育成クラブで補うような形になりました。そうやってRinの気持ちは少しづつ落ち着いていきました。
では、小1プロブレムを乗り越えるための、学校以外でも出来る対策12個をまとめてみましょう。
まとめ
小1プロブレムの我が家の場合の「学校以外でも出来る12個の対策」についてまとめてみましょう!
- 対策1、授業中にやってきたプリントを一緒にみて、頑張ったねと目を見て認めて褒めてあげる、スキンシップを増やす。
- 対策2、毎週水曜日の夕方1時間はRinと2人だけの時間を作った。笑顔を意識してスマホを机に出さずにRinだけを見て話した。
- 対策3、恥ずかしがらずに友人・知人へRinの状態を話して、藁にもすがる想いでアドバイスをもらった。
- 対策4、保育園時代には、問題行動での呼び出しなど1度もなかったので、保育園の担任の先生から話を聞いた。
- 対策5、対策4を踏まえて、小学校の担任の先生と密に連絡を取り、Rinへの対応を一緒に考えた。
- 対策6、学校から逃げ出して交通事故に遭ったり、迷子になったりしたら、パパとママと妹のMikaに会えなくなることを説明した。
- 対策7、1日の学校のスケジュールをRinへ説明し、「〇時〇分には迎えに行くからね」と毎日必ず伝えるようにした。
- 対策8、小学校は勉強をするところだから、休み時間は短いよ。保育園は遊ぶところだよ、と小学校と保育園の違いを説明した。
- 対策9、アドラー心理学のカウンセリングを夫と二人で受けに行き、アドバイスを実践すると劇的に良いほうへ変化した。
- 対策10、1週間頑張って過ごせたら、スペシャルで100円だよ、1週間で250円貯まる仕組みを作った。
- 対策11、「娘が学校にいきません 親子で迷った198日間」という本を読んだ。Rinが一番きついこと、焦らないこと、専門家のアドバイスがいることが改めて分かった。
- 対策12、育成クラブの支援員の先生(3人)と、夫と私も話し合いに参加した。学校でやってくれないことを、育成クラブで補ってくれるようになった。
いかがでしたでしょうか。もしあなたのお子さんが、
- じっと座っていられない
- 教室を抜け出す
- 保育園とのギャップで戸惑っている
なら、ぜひ試されてみてください(^^)そして、1番はやっぱりお母さんの笑顔です。
- 向き合っているよ
- あなたをみているよ
- あなたが大切だよ
というメッセージを込めて目を合わせてニッコリ笑うことが、とても大切なんだと思いました。
逃げ出すことは、子どもからの「もっとわたしに向き合って!」「もっとわたしだけをみて!」というサインなんだと感じました。
Rinには毎日あなたを世界で1番愛しているよ、と抱きしめて寝るようにしています(^^♪
育成クラブでの話し合いの3日後に、アドラー心理学の不登校に詳しい先生のもとへ、Rinの行動について相談に行きました。
専門家のアドバイスを受け取り、実践したことでRinは劇的に小1プロブレムが良くなって、
授業中の逃げ出し、育成クラブの逃げ出しはなくなりました。
こちらの記事も参考にしていただけると幸いです。
あなたのお子さんが少しでも楽に学校に通えることを願っています。
最後まで、お読みいただきありがとうございますm(_ _)m♡
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コメント
12の対策、良いですね!
劇的に良くなって、本当に良かったですね!
ここに書かれている事に私も当てはまる経験があります。
一番しんどいのは本人だということ。親の私が焦っていたこと。
そのことに気がついてから、母親の私がどんなに非難を受けてもこの子が安心できるまで、付き合うことにしました。
そこから、良くなるきっかけができたと実感しています。
それと、思うんですが、こういう子供は特別の感性を持っているんです。それは、かけがえのない個性です。温かく育ててあげて下さい❣️
Mamiyさん、メッセージありがとうございます(;_;)
寄り添った温かいお言葉、身に沁みます。本人が一番辛いこと忘れて、
母の私が焦ったり、他の子は出来てるのにどうして?
私の子育てが悪かった?など、育成クラブの支援員の方に
「自分を責めないでくださいね」と言われたときも
涙が溢れてきました。
「特別の感性を持っている」「かけがえのない個性」
書きながら涙が出てきます・・・。
はい、寄り添って温かく育てたいと思います。
Rinちゃん良い方向に向かっているとのこと。良かったですね(^^)
この対策はとても大切なことだけど、日々忙しくしているとスルッと抜けてしまうことですね。そこをちゃんと意識して、行う努力をしているkotonoさんも素敵です。
そして、自分を責めないで下さいね。と言って下さった先生は本当に素敵です♡
この対策、私が娘と、どう向き合ったらよいのか、模索していた時に知りたかったなぁと思いました。
その娘は、来年から保育士になります。子供に気長に寄り添えることが出来る人になりました。
親も完璧な人間ではないけれど、必死にあなたのこと考えてるよ!
が伝わったらいいなぁと、今はそう思って大きい娘を育て中です(^-^)
べじちゃんさん、コメントありがとうございますm(__)m
そうなんです、わたしもスルット抜け落ちていて、Rinにあまりかまっていられず、
スマホを見ない時間も作り、子供たちと目を合わせて会話を心掛けました。
色んな方に支えられながら親子共々成長していかなければと感じています。
べじちゃんさんもお辛い時期がおありになったのですね。娘さん保育士さんですか(^^♪
素晴らしいですね、べじちゃんさんがしっかりと寄り添い向き合ってこられたから
だろうと思います。
子供がいくつになっても親なんですね、大きい娘さんを育て中、大きな愛を感じます♡
私も今の気持ちを忘れずに、向き合って見守って生きたいと思います。